エジプトで遭遇する可能性がある8つのトラブル

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エジプト旅行は、常にトラブルに巻き込まれる可能性を秘めています。
異国の地では、些細な言動が大きなトラブルに結びつくことも十分にあります。

エジプト旅行をする際は、予め想定されるトラブルに関して情報を集めておきましょう。

予め遭遇する可能性のあるトラブルを知っておけば、それらのトラブルを未然に防ぐことも可能となり、より安全で楽しいエジプト旅行が可能となります。

エジプトで遭遇する可能性がある8つのトラブル

ここでは、エジプトで遭遇する可能性がある8つのトラブルをご紹介します。
ご紹介する順番は思いついた順番です。

自称「政府の人間」

空港付近で政府の人間と名乗り、言葉巧みに高額ツアーなどを売りつけられることがあります。
空港はほとんどの方が利用しますので、最も遭遇する可能性が高いトラブルのひとつ。

対策
無視するか、空港の職員に助けを求めるのが良いかと思います。
そもそも、政府の人間が個人に話しかけてくることなど特別なケースを除けばありえません。

政府の人間=怪しい人間と認識して良いと思います。
本当に政府の人間であれば、身分証などを提示してくるかと。

ここでは、空港でのケースを取り上げましたが、街中でも近づいてくる人間には要注意。
政府の人間と名乗らなくても、近づいてくる人間はまず怪しいと考えましょう。

観光タクシー

降車するときに法外な乗車料金を要求されたり、提携しているみやげ物屋に強制連行してみやげ物を購入させられることがあります。

対策
乗車する前に金額をしっかりと(しつこく)聞いておきましょう。
メーターの設置されていないタクシーはぼったくりの可能性が高いです。

少しでも怪しいと思ったら乗車しないのが一番の選択です。
引っかかってしまったらとにかく警察に電話です。

チカン

ピラミッドの内部など、狭く暗い観光地で体を触られたりすることがあります。
また、バスの車内やラクダの乗り降りの際にもチカンが多発しているそうです。

対策
まずは、服装に注意しましょう。

イスラムの国は、女性が肌を見せるのを好ましく思いません。
また、イスラムの女性に触れることは厳禁と考えられています。

そんな中、肌を露出させていると、イスラムの女性ではない=触ってもOKと解釈されてしまう可能性があるわけです。言ってしまうと、肌を露出させている=売春婦と勘違いされる危険性もあります。

女性の方は、必ず肌の露出が少ない服装にしましょう。

もしも、痴漢にあったら大声を上げて拒否の姿勢を示し、助けを呼ぶことです。
ハッキリとNOと表現しないとOKと勘違いされる可能性があります。

病気

現地で購入したミネラルウォーターなどの飲料水が体に合わず下痢になることは以外と多いです。
生水・水道水は完全にOUT(個人的な意見)です。

対策
ミネラルウォーターを選んで購入するようにしましょう。

現地のミネラルウォーターを飲んでお腹を下す原因は、販売されているミネラルウォーターが中硬水から硬水のものがほとんどだからです。

日本のミネラルウォーターは軟水のものが多いので、飲みなれていない硬水を飲むことでお腹を下す可能性が高くなるわけです。

そこで、現地でミネラルウォーターを購入するときは、パッケージに記載されている硬度の数値を見て、その数値が小さいものを選ぶようにしましょう。

らくだ引き

ラクダに乗る料金とは別に、降りるのに法外な値段を請求されるケースがあります。

分かりやすく例えるなら、タクシーの乗車料金以外に降車料金が必要になる感じです。
乗車料金は3000円、降車料金は30000円、こんな感じです。

対策
乗車する前に金額をしっかりと聞いておきましょう。
少しでも怪しいと思ったら乗車しないのが一番の選択です。

引っかかってしまったらとにかく警察に電話です。

スリ・ひったくり

日本と同じくエジプトにもスリ・ひったくりが存在します。
街中・観光地など人ごみの中では注意が必要です。

対策
観光地や人込みの中では、常に身の回り品に注意を払うことです。
また、必要以上の現金は持ち歩かないようにしましょう。

バックなどは肩にかけるなどしてひったくりにくくする工夫が必要です。

写真撮影

撮影禁止の場所での撮影は、罰金などの制裁を受ける可能性があります。
イスラムの女性を撮影するとトラブルに巻き込まれる可能性があります。

前者は罰金程度で済む話ですが(禁止場所での撮影はダメですよ!)、後者は簡単ではありません。

イスラムの女性は写真を取られることを極端に嫌がる傾向があるので、不注意に撮影をしてしまうと、当人やその親族などとトラブルになる可能性が高いです。

対策
撮影をする前に撮影禁止でないのかを確認する。
基本的に観光地以外で撮影はしない。
基本的に女性を撮影しない。

服装

痴漢の項目でも触れましたが、エジプトはイスラムの国であり、女性が肌を露出するのは好ましくありません。日本で普通のファッションでも、エジプトでは刺激的・挑発的なファッションと認識される可能性があります。

その様な服装をしていると、痴漢に遭遇する可能性が高くなります。

対策
基本は長袖長ズボン、肌の露出は少しでも減らすようにしましょう。

まとめ

  • 近づいてくる人間は基本的に怪しいと考えましょう。
  • トラブルに巻き込まれそうな場所に近づくのは止めましょう(裏路地・治安の悪い地区・観光地以外の地区など)。
  • 女性の方は服装に注意しましょう(肌の露出は避けましょう)。
  • 移動するときはタクシーなどを利用して、あまり徒歩で歩かないようにしましょう。
  • 万一トラブルに巻き込まれた時は警察へ連絡しましょう(緊急電話は122)。
  • 万一トラブルに巻き込まれ、身に危険を感じたらとにかく大きな声を出して助けを求めましょう。