エジプト国内の地図

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(MAP:Google提供)

エジプト(エジプト・アラブ共和国)は北は地中海に面し、東を中東、紅海と接しています。またアジア大陸とアフリカ大陸の要衝に位置し、スエズ運河を擁するなど地理的面で重要な位置を占める国です。

また、文化や宗教の境界線に位置しているために、非常に多くの文化が集合している場所だともいえます。イスラム教国家でありながら、古くはキリスト教の地方宗派であるコプト教が栄えていたという背景を持っていますし、文化に関してはヨーロッパ諸国との交易が盛んなため地中海方面都市、とくにアレキサンドリアなどはイスラム教国家にしては珍しくヨーロッパのような雰囲気を漂われている異色の街として有名です。

エジプト国内ですが、ナイル川下流域の下エジプトと上流の上エジプトに大別する事ができます。下エジプトはナイル川のデルタ地帯の肥沃な土地を中心に、カイロ、やアレクサンドリア、ギザなど多くの都市が存在しています。上エジプトではルクソールやアブシンベルに見られるような遺跡などが数多く残されていて観光地として有名ですが、下エジプトのような大都市は多くはありません。近年はナセル湖から灌漑用水を引き、砂漠地帯での農業を行うという事業が、日本の日立の協力によって実行されました。現在では農業を志すエジプト人の多くが上エジプトのこの地帯で農業に従事したいと志望して移住希望するほどだそうです。今後農業大都市に発展する可能性もあるのかもしれませんね。

そのほかに、シナイ半島があります。シナイ半島は中東各国との接点にありながらも、美しい紅海に面しているため非常に多くの観光客で賑わう商業都市が多く存在しています。こちらの地域もエジプトにありながらイスラム教国家とは若干異なる雰囲気を持っているため、多くの観光客はスキューバダイビングなどのリゾートを目当てに来る人が多いようです。