エジプトの基本情報

エジプトの基本情報

基本情報

エジプトの基本情報をお伝えします。現地に行くときなども役立つかもしれません。

国名 エジプト・アラブ共和国
首都 カイロ:アフリカ、中東の最大規模の都市でエジプトの商工業の中心地。
主要都市 カイロ、アレキサンドリア、ルクソール、アスワン、ポートサイド等
面積 1,001,450平方キロメートル(386,662平方マイル)
経緯度 北緯22-32度、東経24-37度の範囲内
人口 62,966,000人
公用語 アラブ語 英語も大体のところで通じます
国旗 赤、白、黒の三色、中心に金の鷲
通過 LE1=100PT LE1は日本円で大体17~20円位です。
国祭日 7月23日(1952年の革命記念日)

地理的位置

egypt_four

エジプトはアフリカの北東角に位置していて、中東およびヨーロッパなどの各方面が重なり合った他に類を見ないほど戦略的に重要な位置にあります。北は地中海、東は紅海とパレスチナおよびイスラエルに接していて、西はリビア、南はスーダンと国境を接しています。

また、エジプト国内では主に4つの地域に分けることができます。右の図の各色で分類されたものがそれに該当しますがナイル川で東西に別れます。ちょうど黄色の部分と赤色の部分の間をナイル川が流れていますがその西半分、黄色の部分はエジプト全域の3分の2を占める西砂漠地帯となっています。そして、東側の赤色の部分はエジプト全域の4分の1を占める東砂漠地帯となっていて、どちらも人が居住するには難しい環境です。(一部水源がある場所や海岸付近は住むことが可能です。)

そして、ナイル川が地中海に注ぐ場所、エジプトの主要都市が集中的に集まっている場所が緑色の部分で、ナイル川の扇状地。デルタ地帯になります。また、その西には青色の部分シナイ半島があり、それぞれ4つの地域が合わさってエジプトを形成しています。

天然資源

エジプトの天然資源は主に3つに分けられます。一つは耕地で、農耕が可能な地域の面積です。現在は様々な取り組みで不毛な砂漠地帯を農耕可能にする事業が盛んに行われています。二つ目は水資源です。水は人間を初めとする動物や植物が生きるために必要不可欠なものですが、ナイル川を主な水源として、そのほかはわずかな雨水や地下水に頼っている状態です。3つ目は鉱物資源です。エジプトは昔からこうした鉱物の産地だったために鉱物資源の産出が盛んとなっています。

1. 耕地:総陸地面積2億3800万フェダーン中740万フェダーン(1フェダーン=1038エーカー)
2. 水資源:ナイル川が主要な水源。雨水や地下水も利用されるが、その割合は低い。
3. 鉱物資源:エジプトは燐鉱石、鉄鉱石や石油などの鉱物資源が豊富。

人口

エジプトで最も人口密度の高い地域はナイル川渓谷地帯とデルタ地帯です。(地図で言うと緑色の部分になります。)居住地域は国土の全面積の6.0%で、残りの国土の大半は、人がほとんど居住していない乾燥した砂漠地帯になっています。エジプトの平均人口密度は国土全体では約60人/平方キロメートル程度になりますが、居住地域における実質的な人口密度は平均約1,000人/k㎡にまで膨れ上がります。ちなみに日本の東京都23区内の人口密度は13,500/k㎡になりますから、それよりは随分と人が密集していないので過ごしやすいのかもしれません。

またエジプトでは国を挙げて耕作可能な土地の拡大を目指して、1947年以来包括的な土地開発に取り組んできています。国家政策の基本的目標の一つに、人口の分散と、未開発な地域および天然資源の十分な活用という目標があり、現在新しい都市に大いなる関心が寄せられています。なかでもシナイと南エジプトの「新渓谷地帯」という経済面、戦略面の両面で多大な可能性を秘めた二つの地域の総合基本開発計画に重点が置かれているようです。(エジプト大使館資料参照)